添削のお仕事してます
5年ほど前から高校生の小論文添削のバイトをしています。
そこでお題となったことや、今の高校生が何を思っているのか、などなど
思ったことをここでは書いてみたいと思います。
今回の課題は「格差社会について」
最近よく話題になります。
という時代がありましたが、今は貧富の差が拡大して
「金持ちはさらに金持ちに。貧しい人はがんばっても貧しさから抜け出せない。」といった状況が起きています。
この課題では所得格差が広がる背景には「機会の不平等がある」としていて、
まずは「機会が平等でなはい、と思われるどんな例がありますか?」というのを生徒に考えさせるのですが
妥当な例としては
・家庭の経済状況により進学をあきらめる。
・保育所に入れない、など子育てとの両立が難しく働きはじめることができない。
などがあるのですが
高校生が上げる例で多いのは
・容姿が良くないために面接に落ちる。
・国籍による差別で雇ってもらえない。
身近にこういうことが多いのかなぁ、と思うのですよ。
本当にこれが雇う側の理由であるならば「機会の不平等」ということにはなるのですが
これだと解決策が提案しにくいので「上の2つのようなことを考えようね~」という
添削になるのです。
模範解答よりも
高校生の書いてくる方が世相を表している、というのはよくあることで、
「まあ、実際はそうだよね~」と思いながらも無難な解答へ導く、という半分むなしい作業でも
あります。
もっと言ってしまえば
みんながお金持ちになることが幸せなのか?という考え方もあるわけで・・・
などなど、いろんなことを考えながら今日もカキコキ添削をしております(*^-^*)