添削のお仕事してます

5年ほど前から高校生の小論文添削のバイトをしています。

そこでお題となったことや、今の高校生が何を思っているのか、などなど
思ったことをここでは書いてみたいと思います。
 
今回の課題は「格差社会について」
最近よく話題になります。
日本では、1970年頃に「1億総中流」といって国民の大多数が自分を中流階級だと考えている
という時代がありましたが、今は貧富の差が拡大して
「金持ちはさらに金持ちに。貧しい人はがんばっても貧しさから抜け出せない。」といった状況が起きています。
この課題では所得格差が広がる背景には「機会の不平等がある」としていて、
まずは「機会が平等でなはい、と思われるどんな例がありますか?」というのを生徒に考えさせるのですが宿題に集中できない小学生
 
妥当な例としては
・家庭の経済状況により進学をあきらめる。
保育所に入れない、など子育てとの両立が難しく働きはじめることができない。
などがあるのですが
 
高校生が上げる例で多いのは
・容姿が良くないために面接に落ちる。
・国籍による差別で雇ってもらえない。
 
身近にこういうことが多いのかなぁ、と思うのですよ。
本当にこれが雇う側の理由であるならば「機会の不平等」ということにはなるのですが
これだと解決策が提案しにくいので「上の2つのようなことを考えようね~」という
添削になるのです。
 
模範解答よりも
高校生の書いてくる方が世相を表している、というのはよくあることで、
「まあ、実際はそうだよね~」と思いながらも無難な解答へ導く、という半分むなしい作業でも
あります。
 
もっと言ってしまえば
みんながお金持ちになることが幸せなのか?という考え方もあるわけで・・・
 
 
などなど、いろんなことを考えながら今日もカキコキ添削をしております(*^-^*)